第2章 1.米国流制度の目に余る程の導入

2022年07月12日  2022年07月12日

第2章 わが国の最近の立法における立ち位置

1.米国流制度の目に余る程の導入

 元々、島国である日本は大昔から海外の文物を輸入してそれを換骨奪胎して我が国の血肉としてきたという歴史を持つものです。
 ここで「海外」とは〝いろんな複数の外国〟という意味です。
 中国大陸、朝鮮半島、インド、東南アジア諸国、ヨーロッパ諸国、等諸々の国から諸々の文物を輸入してきた訳です。
 科学技術、芸術、文化、それに軍事制度もそうでしょう。長い歴史の中では、日本独自のものというのはむしろ少ないのかもしれません。

 ところが、太平洋戦争後の我が国では専ら「対米」追従姿勢が目に余り、日本の国内世論としては、現在の日本は米国の「第五一州か」と蔑すまれるまでに至っています。

 敗戦直後、わが国は数年間、米国の占領下におかれ、現在でも米軍がわが国に点在する米軍基地に駐留しております。
 これは、日本人が全体的雰囲気として、米国というものを〝大好き〟になった以上(いや、好きに〝ならされた〟というのが本当のところか?)、ごく自然のことかも知れません。
 〝チョコレート〟とか〝チューインガム〟は刺激的なまでの懐柔道具の一つだった気がします。

 今、またTVコマーシャルに西洋人の男女が多く出現するようになったようにお見受けしますが、五〇年ほど前は、もっと多かったように思います。
 コマーシャルに外国人を使う必然性があれば、私も何も言いませんが、どうやら、それはなさそうだし、私にはそういう風潮は〝対欧米追従〟としか思えません。

 ※ま、TVコマーシャルなど、どうでもいいことですかね。

・・・つづく